私が受けた"虐待"と「疑うこと」
怖いことにこのようなことをされてもそれが「普通」だと思ってたんですよね、当時の私は。
心理的虐待は自分が渦中にいるとなかなか気づきにくい。
— omelet@パンセク虐待サバイバー (@milk832omeLette) 2016, 2月 14
その家のルールとして内面化してしまっていたり、他の家庭と比べられずに当然と思ってしまっていたり。
ある程度成長して、周りを見ることが可能になって初めて気がつくこともある。
心理的虐待は傍目にも自分にもわかりづらいからこそ厄介。
このツイートでも触れたのですが、心理的虐待は身体的虐待に比べて周りから見てもわかりづらく、「家庭内の問題」、「躾の一環」として捉えられてしまうのが問題の一つです。そして心理的虐待を受けている自分自身も「おかしい」と思えないというのが恐ろしいところです。
私が自分の家庭環境に疑問を抱いたのは、友人や恋人の家庭環境を知ったことがきっかけでした。もし他の家庭がどんな環境なのかを知ることができなかったら、今も私は家族から離れられていなかったでしょう。
もし「これって心理的虐待なのかな?」と思っている人は、自分以外の人に話を聞いてみるというのが大事だと思います。そして自分の家族をちょっとだけ離れたところから見てみる。そして「これっておかしい!」とはっきり疑問を持つことが自分を守る上でとても大切です。
「虐待を受けている」、「家族が自分を大切にしていない」と思ったら、どこでもいいので逃げてください。友達の家でも、親戚の家でもいいです。あなたがこれ以上傷つく前に距離を置いてください。
どんなに自分が傷ついても、傷つけた人たちは責任をとってはくれません。自分を第一に考えて、家族から「離れる」選択をとることは決して悪ではありません。
文:omelet(@milk832omelette)
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