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I am the heartgazer. ACの独り言

心理的虐待サバイバーの経験や考察を執筆していきます。

「私」のことと生きるための支援

こんにちは、omeletです。
今回は私自身のことについて書こうと思います。

私は主に親からの心理的虐待のために鬱病を患い、それにより今現在働くことが出来ていません。そんな私が生活するために利用している支援は、


この2つです。制度の詳しい内容はここでは触れませんが、これらの制度を利用することで医療費などの負担がかなり少なくなっています。
医療費の多くはお薬の代金が占めています。私の場合、常に5~6種類飲んでいるので1ヶ月分で3000円近くかかります。
どんな薬を飲んでいるかというと、睡眠薬2~3種類、向精神薬2~3種類といった感じです。向精神薬には薬価が高いものもあるので、支援を利用することによってそういった薬も活用しやすくなります。薬代が大きな負担になっているという方は、こういった公的支援の利用も視野に入れてみるといいかもしれません。


では普段の生活はどのような感じなのかというと、基本的にはベッドで横になっている時間が多いです。私の鬱病の症状としては

・人混みが辛い
・人付き合いが辛い
・外出が億劫
・日常生活に必要なことを蔑ろにする

といったものがあるので、ほとんどの時間を家の中で過ごします。買い物など、私自身が外に行く必要が必ずしもないことはパートナーに代わりに行ってもらっています。なので私が外に出るのは、主に通院の時のみですね。
日常生活で困ることは、他人と関わることに恐怖を覚えるので来客対応が出来ないことですね…宅配便など、伝票を入れてくれる場合には改めて来てもらえるのでいいんですが、その他の来客は出ることが出来ないので誰がきたのかわかりません。なので誰が来たのかというメモ書きを入れてくれるようになれば、と個人的には思います。


ここ1年ほどほぼ引きこもり生活をしていて感じたことは、外に出られなくてもさほど困らないなということです。買い物は(私の場合パートナーにしてもらっていますが)ネットスーパーを活用できますし、銀行もネットバンクがあるので銀行まで行かなくても簡単な支払いはできます。なので外に出たくないと思う方は無理に外に出ようとしなくてもいいのではと思います。自分が外に行きたいと思ったときがタイミングじゃないかな、と感じます。 

鬱病や気分の落ち込みに悩んでいる人は、自分が何か出来ないことに落ち込んでしまいがちかもしれません。けれど動けないということは体が休養を欲しているということでもあるので、可能な限りは休んでいた方がいいのではないでしょうか。
幸い今は制度的にもサービス的にも支えてくれるものがたくさんあります。それを最大限利用して、なんとか生きていきたいものです。



ご質問、ご意見、ご感想等がありましたらこちらまで→heartgazer.survivor@gmail.com


<筆>omelet(@milk832omelette):毒親持ちのAC(ヒーロー・ケアテイカー・ロストワン)でセクシャルマイノリティの23歳。大学で社会学を学び、勢いのままAC自助グループ「ハートゲイザー」を結成。毒親について社会学的に分析できないかを模索中。



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自助グループの果たす役割について

こんにちは、omeletです。
今回は私の考える自助グループの役割について書きたいと思います。


自助グループが持つ役割としてしばしば言われるものが

・当事者やその家族同士が問題を共有する役割
・その問題の解決を手助けする役割

というものがあります。もちろんこれらの役割は重要です。しかし私はこれに加えて以下の役割があると考えます。

・自身の情報を発信する役割
・当事者や家族の居場所となる役割

この二つの役割は非常に重要です。
何かしらの生きづらさを持つ人々は、その悩みが周囲に共有されないと孤立してしまう可能性があります。孤立してしまった場合どうなるかというと、何かあったときに頼る相手がいなかったり、必要な情報を手に入れられなかったりということが起こり得ます。これを防ぐことが自助グループの重要な役割の一つです。
それでは当事者や家族が孤立しないためにはどうするか。自助グループや関連団体が積極的に自分たちの活動を周知していくことが重要です。自分たちがどういう人たちを対象に、どういう活動をしているかを当事者やその関係者以外にも知ってもらわなければなりません。多くの人が知れば知るほど 、自助グループを必要としている人たちに声が届く確率は高くなります。それだけではなく、今は当事者でない「未来の当事者」を救うことも可能になります。そのため、内側の活動を充実させることと同時に、広報活動に力を入れる必要もあると言えるでしょう。
以上のように自助グループは支援団体であり、当事者団体であり、広告塔だというのが私の考えです。しかしそれだけでは十分とは言えません。
当事者やその関係者の孤立を防ぐためには、自助グループが人々の居場所となる必要があります。必要な情報を提供するだけではなく、参加者同士の関係を居心地のいい状況にすることも必要となってきます。居心地がよい環境は、精神的な落ち着きをもたらし帰属感につながります。帰属感が得られるといることは自分自身の居場所と認識することになり、孤独感を軽減することができるのです。


これまでに述べたように、自助グループは4つの役割を持っています。自助グループに参加することを検討する際には、その役割を果たしているのかを見定めた上で自分にあったところを選ぶことが大切になってきます。
自助グループに参加しようか迷っている人、また参加しようとは思っているけれどどこに参加するか決めかねている人は以上のことを参考に見てみるとよいと思います。

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omelet(@milk832omelette):自助グループ「ハートゲイザー」主宰

自助グループってどういう団体?

こんにちは、omeletです。
今回は自助グループとはいったいどんな団体なのかをお話したいと思います。

自助グループというのは「ある人々が、共通の問題を解決・共有するための団体」です。例えば、障害を持っている方たちの団体や私たちのような心理的虐待を受けた人々が集まったグループなどがあります。
自助グループの起源はアメリカと言われており、アルコール依存症患者が集まって結成した団体が最初のようです。
今では日本にもいくつもの自助グループが存在しています。それだけ問題を共有しやすくなったとも言えますね。


私たち「ハートゲイザー」は心理的虐待を受けた人々が交流、相談できるような場所になればという思いで結成されました。
今は対象者を「心理的虐待を受けた人々」に絞っていますが、私自身がセクシャルマイノリティということもあり、そのような「セクシャルマイノリティの人」も対象に入れられるようになればと思っています。

現在はライングループでの交流が始まり、第一歩を踏み出したというところですが、これからどんどん活動の幅を広げていきたいと考えております。
ゆくゆくは、NPOや法人化ということも視野に入れ、活動していく所存です。



文:omelet(@milk832omelette)
【心理的虐待サバイバーのための自助グループ「ハートゲイザー」】:@heartgazer_svvr

お薬について

こんにちは、omeletです。
今回はお薬に関する私の日記です。

私は現在、1ヶ月に1回のペースで通院しています。
現在処方されているのは、向精神薬2種類、胃薬、睡眠薬2種類です。最近あまり眠れていなかったこともあって、今回の診療では更にもう1種類睡眠薬が追加されました。

一番はじめに飲んでいたのはレクサプロ1錠でした。
それでも今まで向精神薬を飲んだことのない私は強烈な吐き気を催しました。その結果、胃薬も併用することになり、現在もそれは続いています。
そこから鬱症状の悪化、不眠等の症状に合わせて薬が増えていきました。今でも気分の波はありますが、なんとか生活していけています。

適切なお薬をいただく上で大切なことは、「お医者さんに自分の症状を隠さずに伝えること」です。また前回の診療から変わったところもきちんと伝えましょう。薬を飲んでいるからといって必ずしもよくなっているとは限りません。悪化していたとしても、その状況もお医者さんに把握してもらいましょう。

お薬を飲むことに抵抗を覚える方もいらっしゃるとは思います。しかし、風邪を引いたら風邪薬を飲むように、心が傷ついたら適切な薬を飲むのも大切なことです。
お医者さんと一緒に、正しく投薬治療ライフを送りましょう!



文:omelet(@milk832omelette)
【心理的虐待サバイバーのための自助グループ「ハートゲイザー」】:@heartgazer_svvr

眠りにつくための必要条件

こんにちは、omeletです。
今回は「眠ること」について話したいと思います。

私は鬱病と診断される半年ほど前から、軽い不眠の症状に苛まれていました。
心療内科に通うようになり、睡眠薬の服用を始めたことで一時的には症状は収まりましたが、最近になってまた眠れなくなってしまいました。

眠れない理由としては

・深夜帯のフラッシュバック
・暗闇に対する恐怖
・頻繁に悪夢を見る

この3点が挙げられます。
特に暗闇に対する恐怖が強く、常に電気をつけていても外の暗闇が怖く眠れないほどです。


ここで私はこれらの眠れない要因を分析してみることにしました。
まず上2つの理由ですが、この2つは関連していると考えられます。なぜなら、暗闇に対する恐怖がマイナスの感情を引き起こし、トラウマを思い出させているからです。つまり恐怖を緩和することができればフラッシュバックは起きないということです。

そこで解決策として考えられるのは、以下のことです。

・カーテンをしっかり閉める(→暗闇を視界からシャットアウトする)
・TVをつけたり音楽を流したりする(→意識が暗闇に向かないようにする)
・不安を言葉にする(→自分の中で不安が増大しないようにする)
・眠れないことを気にしない(→自責しないようにする)

これらのことをそれぞれ実践し、効果を確かめてみました。
その結果、効果があったのは2番目と3番目の2つです。特に2番目は音があることで嫌な想像をすることも防がれていたので、夜が怖くて眠れないという方はぜひ試してほしいです。3番目に関しては、Twitterで不安を呟くことによる効果というよりかは、そのときにTLが目に入ることによって「自分は一人じゃない」という実感が得られるということの効果のように思えました。

さて、では「悪夢を見ること」についての対策ですが、これも先ほど挙げた「TVや音楽を流す」ということで解決しました。
夢を見るのは眠りが浅いとき、という言説はよく聞きますよね。それを利用して、眠りが浅いときにTVや音楽の音声によって夢をある程度コントロールすることができました。例えば、料理番組が流れていれば料理をする夢、ドラマであればそのドラマの世界に入る夢、といった風にです。この方法は個人差が大きいと思いますが、悪夢に悩まされているという方は一度実践してみてください。


今回は私自身が夜眠るための必要条件の分析をしましたが、不眠に悩まされている人それぞれに合った必要条件というものがあると思います。
お医者さんにかかった上で、よりよく眠れるための条件を探すことで不眠の症状を少し和らげることができますよ。




文:omelet(@milk832omelette)
【心理的虐待サバイバーのための自助グループ「ハートゲイザー」】:@heartgazer_svvr

「何でも完璧に」ではなく「できることをやる」

こんにちは、omeletです。
今回は自分にできること、できないことというテーマで話をしていきたいと思います。

私は幼い頃から完璧主義で、できるだけ多くのことを完璧にこなそうとしていました。
それは虐待親に認めてもらいたかった、褒めて欲しかったというのが根底にあるのかもしれません。けれどそのような生き方はやはり自分に負担をかけていて、大学卒業とともにエネルギー切れを起こしました。

鬱病と診断されてからは、しようと思ってもできないこと、めんどくささが勝ってしまうことが増えました。

・お風呂に毎日入ること
・歯磨きをすること
・ご飯を食べること
・仕事をすること
・本を読むこと
・テレビを見ること
・外に出かけること
・家事をすること
・ゲームをすること
・眠ること

今ぱっと思いつくことだけでもこれだけあります。
これを見てわかるとおり、私はおよそ日常生活を十分に送れる状態ではありません。ただただ何もせず、スマホを眺めながら横になって過ごすのが精一杯です。幸い私の場合は、恋人が見かねて日常生活を支えてくれているのでなんとか生きていますが、多くの時間を一人で過ごしている人の苦労は計り知れません。

それでも体調がいいときはできることが増えます。そんなときは料理をしたり、マンガを読んだり、散歩をしたり…気分転換になることをまとめてしています。寝たままの生活を送っていると、どうしても嫌なことを考える機会が増えてしまうので、溜まったストレスを解消する作業が必要になってくるからです。
またそうして活動ができたことで、翌日から動けなくなったとしても「~できた」という自信を持つことができます。自信を持つことで後ろ向きな想像を少ししなくなるため、結果としてストレスが軽減されるんです。

鬱病になってできないことが増えたというのも事実ですが、今までできなかった「できること、できないこと」の振り分けがうまくできるようになりました。
この「できること、できないことの振り分け」というのは、生きていく中で大切な能力なのではないかと感じます。なぜなら、できないことに挑戦してストレスを感じるよりも、できるかできないかを見極めて「今はこれができないけどこれはできる」と考えた方が前向きに進むほうが心の負担にならないからです。

「なんでもできるようになること」ではなく「できることを見極めること」。それが私たちが少しでもストレスを感じずに生きる方法だと思います。


では、どうしたら「できることを見極めること」が出来るようになるのでしょうか。
まず一番始めやすいことは、メモ帳やスマホのメモ機能を使ってその日にしたいことを挙げていき、使うエネルギーが少ない順に番号を振ることです。そうすることで、低いハードルから挑戦することができ、もしできなかった場合は「もう少し簡単なことならできそうだ」とできることの目安をつけることができるからです。
そしてもう一つ、一番大切なことは「できなかったことで自分を責めないこと」です。できると思っていたことができなかったのは決して悪いことではありません。「あることができない」ということは、今の自分にはその作業が負担になるというサインでもあります。そのサインを大切にして、「今はしない」という判断をすることも、あなたにとっては「できること」になります。
なので気負わずに、「できないことをしない」という選択をしても大丈夫ですよ。

自分の「できること、できないこと」とうまく付き合って、少しでもストレスなく日々を過ごしていきましょう!

心理的虐待サバイバーのための3つの要素

こんにちは、omeletです。
本日2度目の更新では、私が鬱病という診断を受けるまでの経緯と心理的虐待サバイバーのための3つの要素について話そうと思います。

私が鬱病という診断を受けたのは昨年の3月です。当時私は大学の卒業式を終えたばかりで、あとは入社式を待つのみというときでした。
私は大学4年の秋頃から、不眠とフラッシュバックに悩まされていました。特に夜中のフラッシュバックがひどく、今まで家族にされたことを次々と思い出してしまいました。
具体的に家族にどういうことをされたのかというと、このようなことです。長くなるうえに文章が少し汚いです。<<以下、自分の備忘録から抜粋>>


・基本的に出かけるときには「誰と・どこで・何する」を事細かに聞く(「心配」だから)、言わないと不機嫌になることも
・不機嫌なとき、父母ともに動作や口調が荒くなる
・母親曰く父親に対しては「やり過ごせ」、「うまく手のひらで転がせ」→こちらに我慢を強いる(「~出来なかったら困るでしょ?」という形で)
・父親は「~してやってる、してやった」スタンス(ex.ピアノを買ってやった、エアコンをつけてやった)、そのため都合の悪いこと(貸した金返せとか)にはそこを盾にする
・再三金をせびる(生活費などの補填を父母ともに私の奨学金に求める)。朝っぱらにメールが来たときにはだいたいそれ。うんざり。渋ると「電話代払えないとそっちも困るでしょ?」と盾に取ってくる。
・通帳の暗証番号を聞き出そうとする父。
・何度も部屋を勝手に掃除される。
・高校生のとき、お小遣いを父親の金の補填に使われる、大学のときは私の学費や手持ち金をせびる
・私の本を勝手に売られる
・差別がひどい(性的マイノリティなどに対して「気持ち悪い」と平然と言う)
・私が模試の進路のところに専門学校を書いたところ「こんなところ書くなんて頭おかしい」とキレる。キレながら部屋に戻りしばらく不機嫌。母親「その程度であきらめるんじゃどうせ無理」。脅迫されても屈するなという理不尽。
・小さい頃から「お金ないから奨学金もらって国立の大学行け」と言われる。「それ以外は無理」とも。
・父親「あいつは一回テストで悪い点とって痛い目を見た方がいい(必死で勉強しないから)」。授業中集中して聞いてるんじゃだめなんですか?家でも机にかじりつかなきゃいけないんですか?
・父親「必死で勉強すればもっといい点取れるのに」。で?もっと必死に仕事すればもっと稼げるのにと言えばいいですか
・現代文で全国1位とったとき、父親が「大したことないんだけど~」と前置きした上で父方祖母に自慢し始める。下げなきゃ気が済まない。
・一人暮らししたいと言ったときに「一人暮らしするなら援助も関わりも最低限だ」と父に言われる。
・母が歌手のブログを見ていたときに、「この人はこれを見てこんな風に思っている。お前よりもずっと感受性がある」と発言。
・中学の個人面談のとき、不登校の友人の話になり、「この子も意地悪みたいなことをされてたことがあって~」と私がいじめを受けていたことを認めてくれない。
・小6のいじめられてたとき、母が電話で他の保護者に「何かあったんだろうけど何も聞かずに受け入れてる」みたいなことを同じ部屋にいるときに言う。
・長らく父親は私のことを「ぶーちゃん」、「ぶーたろーくん」と呼んでいた。
・数度吐いて寒気で震え、高熱出してしんどいと訴えたときに、そのときかかってきてた電話を優先し30分前後そのまま放置した祖母。
・父親が風邪引いたとき「すぐそうやってしんどいって言って休む」と母親が言っていたのを聞いて、多少の体調不良を言いにくくなった
・気づいたら車を買っている父親。気づいたらiPod新しいの買ってる父親。しかしお金が足りないとお金を借り、事故の賠償金も負担させる
・大叔父に「子供を産むことが娘ができる唯一の親孝行」と言われる
・大学生の私のお尻を触る父親。
・普通にしてるだけなのに「お前はいつもむすっとしてる。もっと愛嬌をよくしろ」的なことを言われ父に切れられる。
・母親は主に悪い意味で「お前はお父さんそっくり」という言葉を使った。
・(再三金をせびられることに疲れ私が家出した後)父親が入院したとき母に「父親が入院してるのに娘が来ないなんてありえないんだよ?」と言われる。
・父親と齟齬が生じたとき、私に我慢と負担を強いる母親。誰と何の用事でどこに行くかという予定をいちいちカレンダーに書いていけとか。お父さんが怒ったままだと気分悪いしめんどくさいでしょ?と。
・父親と喧嘩してご飯別々で食べてた時期、母親「このままじゃ二人暮らしの意味がない、別世帯になることを考えなきゃいけないってお父さんが」と言われる。一人暮らししたいと前から言ってるし、同居だと金かからないとかで同居を勧めたのは親である。
・泊まりにいく、オールするとなると同伴者の連絡先や住所を寄越せと言う母親。理由は「何かあったときに連絡取れないと困るから」、「心配だから」。他人のプライバシー無視。
・小さい頃、ファミリーゲームをしたいと言っても気が向いたときだけしかつきあってもらえなかった(ex.花札しようと言っても「えー」と渋られたり)
・小学生のとき、友達とプリクラを取りに行くときに後ろからつけられていた


こんな感じですね。これを来る日も来る日も思い出す感じでした。
そのような日々が続き、翌日早く起きなければいけないときに眠れなくなって、最終的に昼間も布団から起きあがれなくなりました。
しかしその時期はちょうど卒論が佳境に入っていたため、ただの疲れと思い込んで病院には行きませんでした。
そしてそのまま放置していたところ、もうすぐ入社式という日になってがくんと体調を崩しました。食欲がなくなり、夜も眠れず、常時吐き気が付きまといました。
幸いそのときには私のことを理解してくれている人が泊まりに来ていたため、その人に付き添われて病院に行きました。そこで初めて鬱病だと診断を受けました。

今思うと幼い頃から積み重ねられたストレスと何度も受けた心理的虐待が、「就職」というのをきっかけにして一気に心にのしかかってきたのだと思います。
せめてフラッシュバックが始まったときに病院に行っていれば今ほど鬱病がひどくなることはなかったのではないかなとも思います。


私自身のこのような経験と反省から、心理的虐待のダメージを少しでも少なくするには、3つの要素が必要だと考えます。
それは

・早めの通院
・十分な休息
・理解者の存在

です。
その3つの要素を揃えるのはなかなか難しいことだとは思いますが、まず1つでも満たすことを目指してみてください。
特に理解者については、ネット上でも自助グループ等に連絡を取ることもできるのでTwitterFacebookを通して探してみるのもいいと思います。

心理的虐待を受けている人は一人で悩まずに、もしできるなら誰かに相談してみてください。「誰に話していいのかわからない…」という方は、一度「ハートゲイザー」にお声をかけてみてください。私はあなたの味方です。



文:omelet(@milk832omelette)
【心理的虐待サバイバーのための自助グループ「ハートゲイザー」】:@heartgazer_svvr